2016年10月07日

乳癌の遺伝子検査についてBRCA1・BRCA22つのがん抑制遺伝子「がんとDNA変異」をわかりやすく解説 

がんの予防的手術という聞きなれない
言葉が大きなニュースになったのは、2013年
アメリカの人気女優アンジェリーナ・ジョリー
(当時38歳)さんが乳癌にかかるリスクを
減らすために両方の乳房を切除することで
注目を集めました。

そして今注目されている小林麻央さんの
進行性乳癌も遺伝性の乳がんでは?と話題に
なっています。

小林麻央さんの今日のブログの記事↓

「私が遺伝性の乳癌だと断定したような
ことが一部で言われていたよう
なのですが、

私は、乳がん 卵巣がん症候群の
遺伝子検査をした結果、
BRCA1 BRCA2の変異はともに陰性で、

遺伝性の乳癌ではありませんでした。」

との報告があります。

遺伝子性の乳癌の場合、BRCA1(ブラカワン)
と呼ばれる抑制遺伝子に変異を持っていて
乳癌と卵巣癌にかかる可能性が非常に高い
というDNAを持っているもです。

実際、アンジェリーナ・ジョリーさんの母親と
叔母もがんを発病していて若くして亡くなられ
ています。

実際、アンジェリーナ・ジョリーさんは遺伝子
検査の結果、このBRCA1の遺伝子に変異を
持っているこことがわかりました。

乳房を切除する手術は乳首以外の乳腺を切除し
再建したので外見は以前と変わりません。

このようながんは遺伝子病ですが、通常のがんは
遺伝よりも環境要因の方が大きいと言われます。

BRCA遺伝子は遺伝要因としては有名ですが
アンジェリーナ・ジョリーさんはこの手術を
したことでがんを発病する確率を87%から
5%に減少させたそうです。

乳首付近の乳腺までも切除すれば乳癌に
かかる危険度はもっと低くなるそうですが
それでは外見が悪くなります。

BRCA1タンパク質はDNA修復に必要な
タンパク質です。DNAは放射線や紫外線などの
外界の有害刺激で傷がつきますが、

BRCA1タンパク質が正常であればすみやかに
修復されるので問題ありません。

しかし正常なBRCA1タンパク質をもっていない
細胞は修復出来ないためDNAの傷は残った
ままとなり、細胞はやがて死んでしまうか
がん細胞となって無限増殖するようになります。

人間には同様の機能をもつBRCA2遺伝子も
存在します。

BRCA1(17番染色体の配座)は
「存在するがんの発生を抑制できる」タイプの
がん抑制遺伝子に属します。

それゆえ、変異BRCA1の遺伝子は常染色体劣性
遺伝の様式となります。

がん抑制遺伝子の変異が片方の染色体のみで
起こった場合には保因者となりますがすぐに
発癌はしません。

この状態での細胞にもう1つの染色体にも
変異が入ると細胞はがん化する可能性が
高くなってしまうのです。

DNA診断でBRCA1とBRCA2と両方で変異が
認められた場合切除手術を行うほうが
良いと言われていますが、片方だけの遺伝子
変異の場合にどうするか、が悩ましいところです。

出産妊娠育児を控えている女性は悩むところ
ですよね・・・。










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posted by 健康オタクよっつん at 13:37 | Comment(0) | 乳癌 遺伝子検査 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする